トップページ > 病気のトピックス > 病気のトピックス~禁煙楽々成功? 〜薬剤師 美濃口 豊〜 平成22年10月からたばこが大幅に値上がりし、買い置きもなくなり、懐具合も切迫してきている人も多いのではないでしょうか? 健康のためにはやめるのが一番と分かっていてもやめられない人のために禁煙外来やお助けサイトが注目されています。 お助けサイトは、禁煙の経済的メリットを教えてくれたり、激励のメールが届いたり、活用してみてください。 2006年より禁煙治療は保険適用になりました。 適用の基準 1.ニコチン依存症の診断テストで10点中5点以上(5点でニコチン依存症)「自分が吸うつもりよりも、ずっと多くたばこを吸ってしまうことがありましたか。」「禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。」など10項目ニコチン依存症診断テスト http://www.sugu-kinen.jp/other/link_o_tds.html 2.1日の喫煙本数にこれまでの喫煙年数をかけた数値が200以上 3.1か月以内に禁煙したいと思っている。 4.患者本人が文書で同意する。 この4条件を満たさない場合は全額が自己負担となる自由診療となります。 禁煙治療の進め方(初診時) ●問診票(ニコチン依存症診断テスト)を書く⇒呼気の一酸化炭素濃度を測る⇒医師の説明を受け、同意書に署名する⇒禁煙補助剤を使って禁煙を始める ●禁煙補助薬には、吸いたくなったら噛むニコチンガム(薬局・薬店で販売)、皮膚に貼るニコチンパッチ(薬局で販売または外来で処方)、ニコチンを含まない飲み薬「チャンピックス」(外来で処方)の3種類があります。個人差もありますが、ガムやパッチは禁煙の成功率を2倍にし、飲み薬は3倍にするとされています。 ●ガムやパッチがたばこの代わりにニコチンを補充して禁断症状を軽減するのに対し、チャンピックスは脳内のニコチン受容体に結合し、禁断症状を抑える仕組みで12週間服用し5回通院します。仮に治療中に喫煙しても、チャンピックスはニコチンが受容体と結合するのを邪魔するため、たばこを吸った満足感が減退します。これまで禁煙を途中で断念してしまった人でも、禁煙を続けやすくし7割近い人が禁煙に成功しています。 ○禁煙の助けになる主なサイト 日本禁煙学会【禁煙情報の総合サイト】 すぐ禁煙.jp【禁煙のコツやメリット、豆知識を紹介するサイト】 禁煙サポートサイト「いい禁煙」【ニコチン依存症をチェックできるサイト】 参照 日本経済新聞、厚生労働省HP