トップページ > 藤沢の科学者 > 2009年掲載分 > 藤沢の科学者~ホウ酸ダンゴの作り方 〜薬剤師 美濃口 豊〜 ゴキブリの予防に ゴキブリは20℃前後になると繁殖します。3月頃にゴキブリの姿を見ないうちに予防のためホウ酸ダンゴをおいて下さい。 【材料】 1.ホウ酸(粉末) 250g 2.玉ねぎ(皮をむく)150g(大1個) 3.小麦粉(強力粉)70g(カップ半分) 4.砂糖 18g(大さじ1杯) 5.牛乳(小さじ1杯) ※ ホウ酸は、薬局・薬店で1個500gで販売しています。 【作り方】 1.玉ねぎはみじん切りにして水洗いしないでミキサーにかける。 2.1〜5までの材料を混ぜ合わせ、直径3〜5cmのダンゴ35個ぐらい作る。(水は一切使わない) 3.平らなところに並べて直射日光に当て、1週間位充分乾燥させる。(新聞紙、ベニヤなどの匂いが移ると効果が減ります) 【配置】 ゴキブリの出そうな場所に2〜5個ぐらい配置する。4〜5ヶ月効果が持続しますので、年に3〜4回お取替えください。 【使用上の注意】 ホウ酸を含有しておりますので、誤って食べることのないように、小児の手の届かないところに保管してください。子供が食べないようプラスチックの容器に入れておきます。 【中毒症状】 最小致死量は、大人8〜30g、小児3〜6gといわれ、炎症を起こしている粘膜、皮膚からも容易に 吸収されます。 ホウ酸による中毒症状は、吐き気、腹痛、下痢、手のひら、足の裏などの赤い発疹、血圧低下、ショック、けいれんなどです。 万一誤って食べた場合は、医師にホウ酸を含有したものであることを告げ、相談してください。 (参照 インピレスホウ酸だんごの作り方)