トップページ > 藤沢の科学者 > 2009年掲載分 > 藤沢の科学者~新型インフルエンザの消毒 〜薬剤師 美濃口 豊〜 新型インフルエンザに感染しないために、手洗いはこまめに石鹸で行うことが基本です。 また、速乾性の消毒剤を用いた手指消毒を適宜行いましょう!新型インフルエンザウイルスの消毒剤に対する耐性は、通常のインフルエンザウイルスと同等と考えられています。 速乾性の消毒剤の作り方 処方例(1) 10%塩化ベンザルコニウム 10ml プロピレングリコール 30ml イソプロパノ-ルアルコール 適 量 全 量 1000ml 処方例(2) グリセリン 250ml 消毒用エタノール 適 量 全 量 5000ml ※既製の製剤ではエタノールを80~83%程度含む処方が汎用されています。 【速乾性消毒剤で正しい手洗いをしましょう】 手掌を合わせてよくこする 手の甲をのばすようにこする 指先、爪の間を入念にこする 指の間を十分に洗う 親指と手掌をねじり洗いする 手首も忘れずに洗う 参考:厚生労働省HP、ヨシダ製薬HP、明治製菓HP、病院薬局製剤(第5版)(第4版) (薬事日報社)