トップページ > 藤沢の科学者 > 2010〜11年掲載分 > 藤沢の科学者~風邪の季節のアロマ予防 〜薬剤師 金谷 晃子〜 暑い夏が終わり急に寒くなりましたね。体がまだ冬支度していないので、体調も崩しやすくなります。 早めの対処には風邪を悪化させないために、一つの案としてアロマを使った対処法をご紹介します。 ●フランキンセンス(乳香/オリバナム)喉が痛い・咳がではじめる等の症状に有効主に粘膜に対する効果があり、特に肺を浄化するなど呼吸器系に良いとされています。鼻炎等の症状を緩和します。また粘膜の分泌を正常にする働きもあります。コップにお湯をはり、蒸気を吸入したり、アロマポットで芳香浴をしながら寝るのもよいと思います。 ●ラベンダー炎症に効果がある代表選手です。芳香浴や蒸気を吸入しましょう。鎮静効果もあるので頭痛にも良いでしょう。 ●ユーカリ殺菌作用により効果があります。刺激が強いので、芳香浴が良いでしょう。 ●ジンジャー最近ブームになっていますね。この精油は温める効果があるので寒気のある風邪や鼻水ずるずるする風邪などに効果があります。 ●カモミール・ジャーマン色が青い精油。この青いのはアズレンというよくうがい薬になっている成分です。炎症に効果があります。 ●ティトゥリーユーカリのように殺菌作用があります。1滴2滴を水にたらしてうがいしても良いと思います。 ※芳香浴は火の取り扱いや、蒸気浴は火傷しないように、注意して行ないましょう。 参考図書「アロマテラピーのための84の精油」ワンダー・セラー著高山林太郎訳(フレグランスジャーナル社)