〜飯島 幹雄〜

学校における環境衛生活動や薬物乱用防止教育などを担う薬剤師を学校薬剤師といいます。

学校薬剤師活動

○ 学校環境衛生の整備と改善

飲料水の検査

毎年、新学期が始まる4月に検査します。
蛇口から出る飲料水の、臭い・味・色・遊離残留塩素濃度の検査をします。

遊泳プールの検査

担当する学校のプールで施設や水の管理状況を調べ、採水した水の水質検査をします。

照明環境の検査

6月と10月の年2回、一般教室とパソコン教室、臨時として特別教室や廊下や階段の検査をする。

教室の空気検査

教室内の室温・湿度、二酸化炭素濃度、気流、ほこり、窓や欄間の開閉状態、シックハウスの検査(一酸化炭素濃度)。
特に、二酸化炭素濃度は、換気状況の目安となるため重要な検査です。

学校給食の検査

調理室の衛生管理状況、調理器具・食器の検査等。

○ 児童・生徒への薬物乱用防止の啓発

学校での薬物乱用防止授業、くすりの適正使用授業などの講師、薬物乱用防止啓発活動への取り組み。

藤沢市では、専門の学習を経た約50人が部会に所属し、薬局など通常業務と兼任で職務に当たっています。

また、学校薬剤師の仕事が知られにくい理由の一つとして、検査作業に支障をきたさないよう白衣を着用しないためか、用務員さんに間違えられることもありました。