トップページ > 漢方の相談室 > 漢方の相談室Archives > 漢方の相談室~癌との闘い(7) 【質 問】悪性リンパ腫と医者に宣告され手術しました。その後、腹部にもう1カ所、リンパ腫が発見されました。抗がん剤で治療をしていますが、副作用で困っています。何か良い薬はありますか? 【答 え】 平成7年10月に手術をし、頚(けい)部のリンパ腫を摘出した。その後、いろいろな事情が重なり、大学病院に転院した。転院後、腹部に小さいリンパ腫が発見された。翌年2月に抗がん剤投与のため検査入院し、3月に退院された。 その症状は、首筋の熱感を伴う引きつるような痛みと、顔ののぼせと足の冷え、寝汗をよくかく。動悸がするときに脈拍が100以上になり、最高血圧が100以下に低下し、胸が苦しくなる。ふらつきと立ちくらみ、気分がふさぎ、不安感とイライラが伴う。食事がおいしく食べられず、おならと、げっぷがよく出る。便がこま切れになり、時に激しい下痢に襲われる。 胃の両側の筋肉が突っ張り痛い。終始体がだるく、目が疲れてくると奥の方が痛くなる。これらの症状は夕方に悪化し、疲れてくると悪くなる。全身の血管に血液が流れるとき、ずずーと音がするので何とも気持ちが悪い。 今まで半年間会社を休んだため、抗がん剤は通院で打つことにした。1カ月に2週間点滴に通い、残りの2週間は抗がん剤を休むことが半年間続いた。(つづく) |『漢方の相談室』一覧へ|『癌との闘い』一覧へ|もどる|次へ| ※これらの『おくすり相談事例』は薬剤師・鍼灸師の福島勇二先生が湘南朝日に連載したコラム『漢方の相談室』より転載したダイジェスト版です。